第17回大会の様子
第17回大会:優勝に輝いたのは布宮花野(小学5年生)の「家族の大好きな朝ごはん」" />

『第17回ハットリ・キッズ・食育・クッキングコンテスト』が2012年8月3日(金)に服部栄養専門学校で開催されました。

第17 回のテーマは“「ごちそうさま!」と感謝される朝ごはん”。このテーマをもとに、オリジナリティ溢れる自由な発想の料理レシピ(主食・主菜・副菜・汁物の4品)が187通届き、厳正な書類選考を通過した9名が本選に出場、腕を競いました。(10名の予定でしたが当日風邪で1名不参加のため本選9名出場)

本選は規定競技(りんごの皮むき、キャベツの千切り、鯵の三枚おろし)45分間と、オリジナルレシピの調理60分間。

審査委員長の服部幸應氏をはじめ、審査副委員長の服部津貴子氏(服部栄養料理研究会会長)、特別審査員の池田美保氏(声楽家)、佐藤月彦氏(服部栄養専門学校西洋料理主席教授)、平塚未来氏(同校日本料理教授)、斎藤昭彦氏(同校中国料理主席教授)、佐藤タカ氏(同校製菓製パン飲料教授)が、技術と味、そしてテーマにそった料理が出来ているかどうか、審査をおこないました。

今回は保護者の力を頼らず、子供たちが一人で調理をするという、このコンテストの基本に戻りました。その子供たちの真剣さに対して、熱心に審査する先生方の姿が印象的でした。


優勝者の布宮花野さんと服部幸應校長


優勝作品「家族の大好きな朝ごはん」
(布宮花野さん)

熱戦を制したのは、布宮花野さん(ぬのみやかの、小学5年生)の「家族の大好きな朝ごはん」。 A:にんじんご飯、B:鮭の照り焼き、C:卵焼き・ちんげん菜のおひたし、D:わかめとなめこと豆腐のみそ汁という内容で、布宮家の大好きな朝のメニューを丁寧に美しくそしておいしく味付け。「鮭の焼き方が素晴らしい」「ハート型の卵焼きが胸に響いた」「お嫁さんにほしい」という審査員の声とともに、「シンプルでホッとする」朝食として全員一致で第1位。


星野麗さん(中央左)と立川咲さん(中央右)
右:服部津貴子氏、左:池田美保氏

準優勝2名は、星野麗さん(ほしのうらら小学6年)と立川咲さん(たちかわさえ小学5 年)。

星野さんの作品は「みんなが喜んぶごはん♪ウキウキ・スマイルモーニング(⌒ー⌒)」。A:みんながよろ昆布ご飯、B:おからバーグ、C:野菜の塩クリーム和え、D:キラキラとろりんスープという内容で、「とてもきれいな色どりで、味もおいしかった。」と高得点を獲得しました。

立川さんは「♪♪♪はじまりのあいず朝ごはん♪♪♪」。内容は、A:紫黒米としらすの炊き込みご飯、B:会津地鶏の三五八焼き、C:会津野菜のラタトゥーユ、D:じゅうねん豆腐サラダ。福島県会津若松市から参加した立川さんは地元の食材を使い、味、盛り付け、創造性で高評価。「はじまりのあいず」と「会津」をかけたネーミングも審査員の心をとらえたようです。


準優勝作品「♪♪♪はじまりのあいず 朝ごはん♪♪♪」(立川咲さん)


準優勝作品「みんなが喜んぶごはん♪ウキウキ・スマイルモーニング(⌒ー⌒)」(星野麗さん)

閉会式において服部校長は、総評として「今回は皆さん高得点で優勝、準優勝以外のかたも80点以上のレベルです。これからもお家でお手伝いをしてください。料理はいつもやっていないと忘れてしまします。料理を続けることで将来いいパートナー(いいお嫁さん、いいお婿さん)に出会えますよ(笑)。今回の優勝作品『家族の大好きな朝ごはん』は、“シンプルでホッとする料理”。シンプルで体に良くおいしいものこそが、皆を元気にしてくれる食事だということを教えてくれました。」とユーモアを交えて子供たちに語りました。

なお鳴海製陶(株)様のご協力により、優勝者、準優勝者には鳴海製陶特製盾(たて)が贈られ、 また出場者全員に同社特製メダルが服部校長から手渡されました。


参加者と審査員で仲良く記念写真