第14回大会の様子

第14回大会:優勝は久戸瀬 古都さん(小2)「元気いっぱい!ご飯パフェ」

『第14回ハットリ・キッズ・食育・クッキングコンテスト』が2008年7月29日(火)に服部栄養専門学校で開催されました。

今回のテーマは「お米を食べよう!朝ごはん」。このテーマをもとに、全国からオリジナリティ溢れる自由な発想の料理レシピが263通届き、書類選考を通過した10名が本選に出場、腕を競いました。

本選は規定競技(りんごの皮むき、キャベツの千切り、鯵の三枚おろし)と、オリジナルレシピを実際に調理し、服部栄養専門学校 学校長 服部幸應氏をはじめ、京料理「菊乃井」主人 村田吉弘氏、中華四川料理「龍の子」オーナーシェフ 安川哲二氏、「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフ 三國清三氏、カラーイメージコンサルタント・(株)インプレッション代表取締役 菅原明美氏、服部栄養料理研究会会長 服部津貴子氏が試食を含めた審査を行ないました。

熱戦を制したのは、『元気いっぱい!ご飯パフェ ~ご飯パフェ、クキワカメとオクラのチーズ和え、トーフ入りコーンみそスープ、フルーツはちみつヨーグル ト~』の4品を作った、広島県福山市の久戸瀬古都さん(くどせこと; 小学2年生・7歳)。いりたまごと肉そぼろと鮭ごはんを上手に重ねて層を作り、見た 目にも美しいパフェを作りました。また、クキワカメとオクラをチーズとポン酢で和えたものに、コーン入りのみそ汁と甘いフルーツヨーグルトを合わせるな ど、「甘い・からい・すっぱい、といった味のバランスが抜群」と審査員から高い評価を得ました。服部幸應校長に優勝者として名前を読み上げられたときは、 恥ずかしそうな様子でしたが、賞状を渡されると、満面の笑みを見せてくれました。

また準優勝2名には、玄米と、豚肉や野菜をみそやごま油でおいしく炒めたものを巻いた「まきまき玄米ごはん」など3品を作った山内祐輝くん(やまう ちゆうき;小学5年生)と、ひとつのお皿に様々な食材で、「やさいの森モリ!あさごはん」という楽しい森を表現した渡辺亜友さん(わたなべあゆ;小学3年生・9歳)が選ばれました。お母さんと一緒にレシピを考えた渡辺さんは、「お母さんのつくるものはなんでも大好き。」と、目を輝かせました。また、山内くんは、「将来はサッカー選手になりたい。」と、スポーツマンな一面もみせてくれました。

今年は、前日に体調をくずしてしまった矢ノ下瑶介くん(やのしたようすけ;小1/6歳)の代わりにお兄ちゃんの崚太郎(りょうたろう)くんが途中からピンチ ヒッターで弟のレシピを作り、素晴らしい仕上がりを見せてくれました。そこで特別に二人に「がんばりました賞」が授与されました。二人の兄弟愛に場内は拍手喝采、お母さんが涙ぐむ場面も見られました。

閉会式において服部校長は、総評として「今年は昨年に勝る良い 作品がたくさんありました。ものを食べた時に感じる、甘い・酸っぱい・辛いなどの味覚のバ ランスが素晴らしかったのが優勝者の作品です。バランスを意識して料理を作ってみましょう。そして、たくさん食べて、たくさん運動をする、バランスのとれ た生活を心がけていきましょう。今年は特に熱の入った戦いでした。これからも料理を楽しんでいきましょう。」としめくくりました。